住まいの防犯
住宅を狙う犯罪
警察庁の統計データによると、平成22年度における侵入窃盗の犯罪は約14万件も発生しています。なかでも、一般住宅への侵入窃盗の割合は約6割を占めています。
住宅への侵入窃盗のほとんどが留守宅に侵入する空き巣であることなどからみても、住まいへの防犯対策を行い、犯罪を未然に防ぐ心がけが大切です。
防犯対策の基本
住宅には、狙われやすい住宅と狙われにくい住宅があります。侵入犯は事前に下見を行うことも多いため、その時点で「入りにくそうな家だな」と思わせることも大切です。ここでは、日ごろから気をつけておきたい対策を紹介します。
1.戸締りを習慣づける
住宅への侵入の手段としては、実は「無締り」が最も多いという結果がでています。普段から鍵をかけていないと、侵入されたという事実に気付きにくいことにもつながります。基本的な対策の一つとして、家を空ける際には必ず鍵をかける習慣をつけましょう。また、普段から鍵をかけている家でも、鍵のかけ忘れ等の油断をしないことも大切です。
2.見通しのよい家にする
高い塀や植樹で囲まれた家は死角が多いため、一度侵入してしまうと外から見えにくくなります。敷地に滞在する時間が長くなれば、その分だけ侵入の機会を与えてしまいます。プライバシーとの両立が難しい問題ですが、できるだけ通りからの見通しがよい家にしておくことが大切です。
3.侵入口の防犯性能を強化する
「無締り」に次いで多いのが「ガラス破り」で、その次が「ドア錠破り」となっています。家に鍵をかけておくことは基本的なことですが、鍵やガラスそれぞれの防犯性能を高めることも効果があります。
耐ピッキング性能の高いシリンダー錠に替える、窓に格子をつける、ペアガラスや防犯合わせガラスなど防犯性能が高いガラスに替えるなどの対策があります。費用はかかりますが、侵入に10分かかるようだとあきらめるというデータもあることからも、その効果は高いといえます。
4.侵入犯を近づけない
たとえ不在にしていても、不在だと思わせないことも大切な対策です。人感センターのライトを設置したり、足音がなる砂利を敷くなどもその方法の一つです。
また、洗濯物を干しっ放しにしない、郵便物を溜めないなど、普段からの心がけも大切な対策です。
5.不審者に気付きやすいコミュニティづくり
普段から近所の人と挨拶するなど、地域でコミュニティを形成しておくことも防犯上大切なことです。不審者に気付きやすいため、自然と住宅への侵入の抑制につながります。お互い、外出する際に「カギかけたや?」と声をかけ合うことで地域の防犯力も高まります。
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更新日:2018年12月27日