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宇宙兄弟都市

更新日:2018年12月27日

宇宙兄弟都市提携のいきさつ

宇宙兄弟

(c)小山宙哉・講談社/読売テレビ・A-1 Pictures

肝付町と南種子町では、内之浦宇宙空間観測所、種子島宇宙センターというロケット発射場が設置されて約半世紀が経過しました。これらは日本の宇宙開発を牽引する象徴的な施設であり、設置当初より私たちは地元自治体として陰ながら支え、応援し続けてきました。

私たちは、こうした共通点を有していることを縁として、いま改めて両町の友好と交流を深め、日本の宇宙開発を支援する体制を共同しようと、平成25年1月より友好都市交流提携に向けての検討・協議を重ね、平成25年7月3日「宇宙兄弟宣言」の調印を行いました。


宇宙兄弟宣言

南種子町と肝付町は、ロケット発射場を有する町として
我が国の宇宙開発に全面的に協力し、ともに宇宙の町づくりを進めてきた

今後、両町の友好と、多面的な交流を深めるとともに
我が国の更なる宇宙開発の発展を祈念して
宇宙兄弟都市であることをここに宣言する

平成25年7月3日

南種子町長 梶原弘徳、肝付町長 永野和行

 

なお、姉妹都市ならぬ「宇宙兄弟都市」としているのは、小山宙哉さん原作の漫画「宇宙兄弟」に由来します。同漫画の主人公である南波兄弟は、様々な困難を乗り越えながら共に宇宙飛行士として宇宙に行くことを目指します。ロケット発射場を有する肝付町と南種子町においても、宇宙の町づくりとその発展を共に目指す姿から、「宇宙兄弟宣言」と命名しました。

南種子町の紹介

肝付町と南種子町の位置

南種子町は、大隅諸島の一つである種子島の南端に位置し、起状の多い丘陵地帯で中央は海抜200m、中央から西部にかけては、最も年代の古い古代第三紀層で河川が多く、流域の沖積層には水田が広がっています。

1543年(天文12年)、ポルトガル船が最南端の門倉岬に漂着し、鉄砲伝来の地として歴史的な由来を持ちます。現在は、日本の科学技術の粋を集めた種子島宇宙センターがあることで、歴史と未来が共存する町です。

超早場米「コシヒカリ」の出荷など、その温暖な気候と恵まれた農地を活かした農業が、南種子町の基幹産業です。

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「宇宙兄弟宣言」調印式

平成25年7月3日(水曜日)、鹿児島県市町村自治会館において、「宇宙兄弟宣言」調印式が行われました。調印式には両町長が出席したほか、鹿児島県の佐々木副知事、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の遠藤理事など、関係各位にも出席いただきました。

宣言書への記名・押印

永野和行肝付町長、梶原弘徳南種子町長が、宣言書にそれぞれ記名・押印を行います。

宣言の成立

立会人の確認をいただき、宣言が成立しました。

宣言書にも「宇宙兄弟」の南波兄弟のイラストを使用しています。

立会人を交えての握手

立会人である佐々木副知事(右)、遠藤理事(左)を交え、かたい握手を交わしました。

両町長のあいさつの後、佐々木副知事、遠藤理事から丁重な祝辞をいただきました。

また、調印式に際して、漫画「宇宙兄弟」の原作者・小山宙哉さんから激励のメッセージを寄せていただきました。


肝付町、南種子町の皆さん

『宇宙兄弟』を描いている、小山宙哉です。

このたびは『宇宙兄弟宣言』での両町の連携、おめでとうございます!

肝付町と南種子町が“兄弟都市”として、これから友好を深めていくこと、とてもうれしく思います。

漫画『宇宙兄弟』の南波兄弟は、宇宙を目指す六太と日々人という二人が、互いの才能を認め合い、時に嫉妬したりしつつも、心のどこかでは相手をいつも応援しています。

別々の場所にいても、「向こうが頑張っているからこちらも頑張ろう」と思える兄弟です。

そんな相手がいる  という心強さは、一人の時よりも前進する力が強まります。

日本の宇宙開発を支える肝付町と南種子町に、六太と日々人のように刺激しあって、目標に向って前進する力が湧いてくるように願っております。

これからの日本の宇宙開発のさらなる発展を期待し、応援しています。

小山宙哉


 

出席者全員による記念撮影

調印式が無事に終了し、出席者全員による記念撮影。

記者らの「もっと笑って」の声に笑顔がこぼれます。

「宇宙兄弟」主人公の二人と

今回のネーミングの由来となった漫画「宇宙兄弟」の 主人公、南波兄弟とともに。

後ろの展示は、両町にあるロケット発射場からのロケット打ち上げの写真パネルです。

この記事に関するお問い合わせ先

宇宙のまちづくり推進課
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