轟の滝
涼を求めてー轟の滝
涼を求めて
夏は海もいいけど、山間部の渓谷の滝はいかがですか?
轟(とどろ)の滝は3段からなり、幼児から大人までがそれぞれ楽しめるポイントがあります。夏の暑い日でも、冷たい山水やマイナスイオンによって周囲は涼しさを感じるほどで、大勢の家族連れが涼を求めてやってきます。
また、この滝には水木しげる氏の漫画「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの「一反もめん」が出没するという伝えが残っていることでも有名です。
伝え残る民話「犬帰鼻(いんげいのはな)」
轟の滝の2番滝の上流に「蛇の穴」とよばれている甌穴(おうけつ)があります。
かつて、犬と鳥とをその穴に流したところ、犬は波見磯の「犬帰鼻(いんげいのはな)」に出て、鳥は都井岬に出たと伝えられています。また、吾平山陵にある稚児の穴とこの穴とは連らなっているとも言われています。
蛇の穴が大きく開いて渦を巻きながら流れていた頃、ある猟師が鳥を射たところ、それが穴の中に吸い込まれ、それを追った犬も一緒に穴の中に吸い込まれてしまったそうです。
幾日かして志布志湾の波見磯に犬が出てきたそうで、その場所を「犬帰し(いんげし)」というようになりました。
また、鳥の方は犬帰鼻からは出てきませんでしたが、蛇の穴の中からは鳥の鳴き声が聞こえてくるようになりました。
それ以後、波見の人は咽喉がとても良く声が美しいと言われるようになりました。それは、小さい頃から、この鳥の美しい鳴き声を聞いているからだと言われています。
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更新日:2019年03月19日