ゼロカーボンシティ共同宣言
7月14日(水曜日),肝付町コミュニティーセンターで,錦江町・南大隅町・肝付町の3町による「ゼロカーボンシティ共同宣言」が行われました。
今回の宣言は,大隅半島では初めて,鹿児島県内でも共同宣言としては初めてとなります。
錦江町・南大隅町・肝付町はこれまでも再生可能エネルギーを有効利用による持続可能な地域づくりを行ってまいりましたが、これからも脱炭素社会の構築に向けて,町民,事業者と協働し,地球温暖化対策・脱炭素社会の実現を目指すことを公表し,3町広域で取り組むことを共同で宣言し,ゼロカーボンシティを目指します。
◆「ゼロカーボンシティ」とは2050年にCO2(二酸化炭素)排出量を実質ゼロにすることを表明した自治体のことです。
「ゼロカーボンシティ」の宣言について
「ゼロカーボンシティ」の宣言について
~2050年二酸化炭素排出実質ゼロに向けて~
近年,温室効果ガス排出量の増加により,世界的に猛暑や豪雨など地球温暖化が原因とみられる異常気象による災害が増加しております。今後,さらなる頻発化,激甚化が懸念されており,環境に対する社会の意識や関心が高まる中で,脱炭素社会に向けた動きが加速しています。
2015年に合意されたパリ協定では,「平均気温上昇の幅を2℃未満とする」目標が国際的に広く共有されるとともに,2018年に公表された国連の気候変動に関する政府間パネルの特別報告書においては,「気温上昇を2℃よりリスクの低い1.5℃に抑えるためには,2050年までに二酸化炭素の実質排出量をゼロにすることが必要」とされております。こうした目標の達成に向け,2020年には「2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにし,脱炭素社会の実現を目指す」との政府方針が示されました。
錦江町,南大隅町,肝付町では,公共交通を地域の共通課題として掲げ,広域連携による施策を展開するほか,これまでさまざまな分野における広域連携の取り組みを推進してきました。今後,2050年に向けて3町が連携し,地球温暖化対策に取り組むことで,相乗効果を生み,脱炭素社会の構築に向けて加速,強化を図ることができるとともに,これまでの経験と各自治体の特性を活かした「ゼロカーボンシティ」の実現と地域の活性化につながる取り組みが期待されています。
このことから,錦江町,南大隅町,肝付町の3町は,国際社会の一員として,地域内の住民や事業者等と協働し,将来にわたり持続可能な脱炭素社会の構築に向けて,「2050年二酸化炭素排出実質ゼロ」を目指すことを共同で宣言します。
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更新日:2021年07月14日