南九州初!「世界首長誓約/日本」に署名しました!
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて「ゼロカーボンシティ」宣言をした肝付町は、2022年(令和4年)9月28日に南九州で初めて「世界首長誓約/日本」に署名をしました。
【左:世界首長誓約/日本 事務局長(名古屋大学 特任准教授)の杉山範子 様】
「世界気候エネルギー首長誓約(世界首長誓約)」とは
「世界首長誓約」は、2008年に欧州連合(EU)で始まり、日本、北米、南米、東南アジアなど世界各地域で展開されており、日本では、2018年から取組みが開始されています。
「世界首長誓約」に取り組む自治体は、2022 年5 月末現在で、世界ではEU の自治体を中心に約12,000 自治体が参加している状況であり、日本では2022 年8月末日時点で34 自治体の首長が署名しています。※ 肝付町は35番目の自治体となります。
「世界気候エネルギー首長誓約」いわゆる「世界首長誓約」は、持続可能でレジリエント(強靭)な地域づくりを目指し、同時に、パリ協定の目標の達成に地域から貢献しようとする自治体の首長が、その旨を誓約し、そのための行動計画を策定した上で、具体的な取組を積極的に進めていく国際的な仕組みとなります。
署名することで!
肝付町は、2021年(令和3年)7月にゼロカーボンシティ宣言を表明し、今回「世界首長誓約/日本」に署名することで、「目標設定」、「行動計画の作成・実施」、「進捗状況の報告」といった国際的な仕組みを実行し、さらに脱炭素社会の実現に向けた取組みを推進することが期待できることから、誓約書に署名いたしました。
誓約書の内容
肝付町は、世界気候エネルギー首長誓約のメンバーである「世界首長誓約/日本」の誓約書に署名し、持続可能でレジリエントな地域づくりを目指すとともに、パリ協定の目標達成に貢献し、次の事項を誓約します。
1.持続可能なエネルギーの地産地消を推進します。
2.2030年の温室効果ガス排出量は国の削減目標以上の削減を目指します。
3.気候変動の影響などに適応し、レジリエントな地域づくりを目指します。
肝付町の脱炭素社会の実現に向けた取組
肝付町では、2013年(平成25年)3月に策定した「肝付町再生可能エネルギービジョン」を基本方針として、エネルギー政策の取り組みを始めました。
2016年(平成28年)3月には、「再生可能エネルギー活用に向けた連携協定」・「地域エネルギーの地産地消に関する共同研究・開発の実施に向けた趣意書」の締結を行い、その年の9月には「おおすみスマート半島構想」及び「おおすみ半島スマートエネルギー構想」を策定し、2017年(平成29年)1月には自治体新電力会社「おおすみ半島スマートエネルギー株式会社」が設立されました
2021年(令和3年)7月には、「ゼロカーボンシティ共同宣言」を行い、2022年(令和4年)1月には、2050年度までに温室効果ガス排出量の削減目標を実質ゼロと掲げ、その目標達成に向かうための基本方針などを定めた「肝付町脱炭素戦略ビジョン」を策定しました。
また、令和元年度及び令和2年度の2年間は、環境省の補助事業を活用し、再生可能エネルギーの魅力や家庭でできる取組を紹介するリーフレットの作成を行いました。さらに具体的なアクションを促進することを目的に、YouTube チャンネルによる動画の作成や小中学生向けに脱炭素化や地産地消の背景など地元の中学生を対象に課外授業も行いました。
今後も、カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現に向けて、自治体新電力会社「おおすみ半島スマートエネルギー株式会社」を中心とした「エネルギーの地産地消」を柱とし、地域産業の振興や雇用創出、安心安全なまちづくりなど、持続可能なまちづくりを行っていきます。
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更新日:2022年09月28日