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二階堂家住宅(昭和50年6月23日指定)

更新日:2022年06月01日

二階堂家住宅の屋根
二階堂家住宅

国指定(重文) 二階堂家住宅

二階堂家住宅2

 「趣味は田中角栄」-

あまりにも有名な言葉を残した政治家、故二階堂進氏の生家であるこの住宅は、江戸時代の郷士の住居として、国の重要文化財に指定されています。

はっきりとした建築年代は不明ですが、文化7年(1810年)頃の建築といわれています。「おもて」の棟と「なかえ」の棟からなり、これらが直交した雁行型の寄棟造の二棟造が特長です。

この住宅は、規模が大きく、部材の仕上げが丁寧で、武家住宅の格式を示し、旧薩摩藩領にある分棟方民家のうち、手法の発展した形式をもつもので、鹿児島県南部の特色も備えた良質の民家として歴史的価値が高いとされています。

二階堂家の先祖は藤原行政で、源頼朝から鎌倉の二階堂の地を賜って二階堂姓を名乗るようになりました。この行政は鎌倉政所の執事を務めた人物で、2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも登場しています。

二階堂6代目の泰行が薩摩半島の阿多の地頭として赴任し、泰行の子孫である行盛が島津義久公の命を受け、肝付町・高山の現在の地に移って来られました。それから、400年以上この地に居住され、その住居が「二階堂家住宅」として残っています。

 

建物の中にはパンダのぬいぐるみがおいてあり、これは故二階堂進氏が尽力した日中友好関係に関係があるのかどうかは不明です。

 

見学について

◆見学料

・大人(高校生以上):300円

・小人(小・中学生):150円

・未就学児:無料

◆開館時間:午前8時30分~午後5時

◆閉館日:年末年始

アクセス

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肝付町立歴史民俗資料館
〒893-1207 鹿児島県肝属郡肝付町野崎1936
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