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玄忠寺仁王像(昭和44年10月27日指定)

更新日:2018年12月27日

玄忠寺仁王像

町指定 玄忠寺仁王像  1869年(明治2年)、薩摩藩は廃仏毅釈を実施し、上町地区の玄忠寺、乙田地区の感応寺など町内のすべてのお寺やお堂の仏像・経典などが焼かれてしまいました。寺の両脇の門前に安置され、寺を守護していた仁王像は、首や腕をもがれ、石塔などと共に山中や地下に放棄されました。

 梵鐘や仏具は鋳つぶされて兵器、通貨に使用され、弘法大師作、日羅上人作と言われる感応寺の仏像など古典的な美術品もこの世から姿を消しました。玄忠寺には、本堂横に胴体だけの仁王像 2 体と門前横の右側に、口を閉じた吽形像(ウンケイゾウ)、左に口を開いた阿形像(アケイゾウ)があり、いずれも躰長1.6メートルで時代の変遷と史実のなごりをとどめて屹立しています。

見学等について

・基本的にいつでも見学できます。

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