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平田神社の神舞(ナゴシドン)(昭和40年1月9日指定)

更新日:2023年09月04日

神舞
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平田神社の神舞

神舞の一つ、四方鬼神舞

薙刀舞

神舞の一つ、薙刀舞

平田神社の神舞

平田神社の神舞は、主に毎年8月中旬に岸良の浜辺で奉納されます。

平田神社の祭神は大山祇命・金山彦命・猿田彦命の三体で、三体とも鏡です。正月2日のテコテンドン北岳参詣の時にも奉納されることもありましたが、現在では8月のナゴシドン(夏越し祭)に奉納されています。

戦前の神舞は盛大で、夕方から境内の舞台で夜を徹して催されました。神舞には舞う順序があり、次のようになっていました。

  1. 座着舞
  2. 鬼神舞
  3. 山の神舞
  4. 田の神舞
  5. 四方鬼神舞
  6. 薙刀舞
  7. 12人剣舞
  8. 岩戸舞

岩戸舞は、天岩戸に隠れこもった天照大神の神話を神舞で表現したもので、日の神を外に導く場面になると夜も白み始め、観客も出演者も崇高な感動に酔ったと言われています。

平田神社の神舞の故事来歴は不詳ですが、数ある面や鹿の角、肝付氏第11代当主の兼元の御宝殿修造1407年(応永14年)棟札などが残されていることから、神舞は古くから平田神社に伝承されていたものと思われます。

ナゴシドン(夏越し祭)

ナゴシドンとは、平田神社の祭神、大山祇命・金山彦命・猿田彦命の神霊を猿田彦の神面三体に遷し、岸良の浜辺で海神に神舞を奉納して、地区民の除災・招福を祈願するものです。神舞奉納のあとには茅縄くぐりがあります。見学者たちは四方に張られたしめ縄の下を3回ずつくぐり抜け、厄払いをします。

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