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イヌマキ等の害虫『キオビエダシャク』にご注意!!

更新日:2024年06月28日

近年、本町において、イヌマキ等(イヌマキ、ヒトツバ、ラカンマキ、ナギ)の害虫である『キオビエダシャク』の生息が確認されています。

今後の被害拡大が懸念されますので、ご自宅の庭にイヌマキ等がある方は十分注意してください。

◆キオビエダシャクとはどんな虫?

  成虫は、体長約2cm、開長約6cmで、全体的に紺色の羽に黄色の帯がある蛾です。昼間に飛び回ります。

  幼虫は、体長約5cmのシャクトリムシで、頭、尻及び側面がオレンジ色、他の部分は灰色と黒色のまだら模様をしています。この幼虫のみが、イヌマキ等の葉を食べ、丸坊主になるまで食害することもあり、被害にあった樹木が枯死する場合もあります。

キオビエダシャク 成虫2

【成 虫】

キオビエダシャク 幼虫

【幼 虫】

◆発生したら

1.幼虫の発生が少ない場合

   木を揺すって落ちた幼虫を駆除します。また、木の根元の土中に茶褐色で紡錘方をしたサナギがいますので、掘り出して駆除します。成虫は、捕虫網などで駆除します。

2.幼虫が大量発生している場合

   薬剤散布が効果的です。薬剤がムラ無く葉の裏にもかかるように散布します。その後は、定期的に観察して発生を確認したら散布を実施します。 ただし、薬剤散布は成虫、卵及びサナギには効果がありません…

◆自分で薬剤散布する時に気をつけることは?

(1) 行う前には、あらかじめ近所の方にも連絡し、散布中は、周辺の農作物や通行人等に飛散しないようにしましょう。

(2) 風がないときに、日中の暑い時間を避け、朝夕の涼しい時間帯に行いましょう。

(3) 薬剤がムラ無く葉の裏にもかかるようにしましょう。(幼虫は葉の裏にもいます)

(4) ラベルの説明書を必ず読んで、記載内容に従って正しく使用しましょう。

(5) 薬剤の希釈倍数を間違えないようにしましょう。

    (決められた希釈倍数より濃い濃度での散布は危険ですので、やめましょう)

(6) 散布を行う際は、薬剤が体に付着しないようにマスク、手袋、帽子、長靴、雨合羽などを着用しましょう。

(7) 散布後はただちにうがい、洗顔を行い、また手足等を石鹸で洗い、衣類は下着まで着替えましょう。

キオビエダシャク幼虫の薬剤一覧
薬剤名 希釈倍数

使用液量

(10アール当たり)

同じ有効成分を含む

農薬の総使用回数

トレボン乳剤 4000倍 100〜700リットル/10a 6回以内

ロックオン

(フルベンジアミド)

1000倍 100〜700リットル/10a 2回以内

アディオン乳剤

(ペルメトリン)

4000〜8000倍 100〜700リットル/10a 6回以内

※薬剤につきましては、ホームセンターや園芸用品店等で購入できます。

◆自分で薬剤散布ができない場合

     自分で薬剤散布ができない場合は、大隅森林組合【📞0994(40)1611】や造園業者等にご相談ください。ただし、業者による薬剤散布は有料となります。

この記事に関するお問い合わせ先

林務水産商工課 林務水産係
〒893-1402 鹿児島県肝属郡肝付町南方2643
電話番号:0994-67-4513
ファックス:0994-67-2488

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