町長コラム令和8年5月号
先月、岐阜県養老町で執り行われた薩摩義士春季慰霊祭に出席いたしました。
遠く薩摩から岐阜県養老町の地へ、江戸幕府から木曽三川治水工事という大きな使命を命じられ、遠き異郷の地で慣れぬ土地で尽力された薩摩義士の方々。そのご苦労はいかばかりであったかと想いを馳せることでした。
郷里には、帰りを待つ妻や子どもたちがいたはずです。それでも再び会うことなく、想像を絶する難工事に命を捧げられた平田靱負をはじめ90名以上の薩摩義士の方々。そのことを思うと、胸が締め付けられる思いがしました。
慰霊祭では、養老町の皆さまが今もなお変わらぬ感謝の心を持って、薩摩義士の方々を敬い続けておられる姿に触れました。
平日の雨の降り注ぐ日にもかかわらず、小学生をはじめ町内の関係者の方々、近隣の市町長の皆様や国・県の大勢の方々が参列され、お一人づつお名前が呼ばれ厳粛に玉串を捧げておられました。そのお一人お一人の祈りや想いが、宝暦治水270年の時を越えて受け継がれていることに、深い感動を覚えました。
肝付町の丸岡公園にある墓地には、平田靱負家の墓所があります。毎年岐阜からお参りに来て頂いています。
自刃した平田靱負の辞世の句「住み慣れし 里も今さら 名残にて 立ちぞわづらふ 美濃の大牧」
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更新日:2026年05月01日