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内之浦宇宙空間観測所

更新日:2018年12月27日

内之浦宇宙空間観測所

お知らせ

内之浦宇宙空間観測所(USC)

日本初の人工衛星「おおすみ」

日本初の人工衛星「おおすみ」

(JAXA提供)

M-8号機ASTRO-F「あかり」

M-8号機ASTRO-F「あかり」

(JAXA提供)

内之浦宇宙空間観測所の概要

 内之浦宇宙空間観測所は、昭和37(1962)年に東京大学生産技術研究所の付属施設として設置され、平成24(2012)年で開設50周年を迎えました。

 昭和45(1970)年に日本で初となる人工衛星「

」を打ち上げるなど、大小400機を超える科学観測ロケット及び科学衛星の打ち上げを行い、また、それらの追跡・データ取得なども行っています。

 立地条件として、市街地から離れ、物資輸送が便利で東側に開けており、かつ国内で地表の自転速度が速い地域ということで選定された、世界でも珍しい山地に設置されたロケット発射場です。

 平成15(2003)年5月9日には、小惑星「イトカワ」でのサンプル採取とリターンをミッションとした小惑星探査機「はやぶさ」もここ内之浦から打ち上げられており、「はやぶさ」の母港としても有名です。

 また、平成25(2013)年9月14日には、新型固体燃料ロケット「イプシロン」の打ち上げが行われました。この観測所からの衛星搭載ロケット打ち上げが7年振りであることに加え、12年振りに開発された新型国産ロケット打ち上げということもあり、全国から注目を集めました。

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主要施設

  • Mセンター(ミューセンター)
     世界に誇るMロケットの発射台地で、M発射装置、M組立棟、M発射管制室などがあります。Mセンターでは、巨大なM発射装置とともに、M-V型1号機の実物大模型が目に飛び込んできます。
     2006年をもって終了した固体燃料ロケットM-Vに替わる次期固体燃料ロケット「イプシロン」の発射場として内之浦が決定されたことから、イプシロンロケット打ち上げ用に改修され、2013年9月14日に試験機が打ち上げに成功しました。

  • KSセンター
     SS-520、S-520及びS-310型観測ロケットの発射台地です。日本初の人工衛星「おおすみ」もここから打ち上げられています。

  • コントロールセンター
     当観測所で打ち上げられるロケットの打ち上げ管制を行う施設です。

  • レーダテレメータセンター
     ロケット追跡用のレーダテレメータセンターで、打ち上げられたロケットの位置を正確に把握し、ロケットの姿勢基準軸修正等を行います。また、直径60センチの天体望遠鏡とシュミットカメラを備えており、天体観測等にも用いられています。

  • テレメーターセンター
      観測ロケットからの電波を受信するロケットテレメータセンターと、衛星からの電波を受信する衛星テレメータセンターの2つの建物があります。衛星テレメータセンターには、直径が20メートル・34メートルの巨大なパラボラアンテナが設置されており、近くで見るとその大きさに圧倒されます。なお、小惑星探査機「はやぶさ」からの電波も一時期この施設で受信を行っていました。

  • 宇宙科学資料館
     施設の入り口に設置された建物で、これまでに打ち上げられたロケットや科学衛星のモデルなどが展示されています。
    • 開館時間:午前8時30分から午後4時30分
    • 休館日:原則年中無休
    • 入館料:無料

アクセス

 

〒893-1402 鹿児島県肝属郡肝付町南方1791-13

電話:050-3362-3111

この記事に関するお問い合わせ先

宇宙のまちづくり推進課
〒893-1207 鹿児島県肝属郡肝付町新富98
電話番号:0994-65-2511
ファックス:0994-65-2587
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