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学校法人千葉工業大学との宇宙産業に係る人材育成に関する包括的連携協定締結のお知らせ

更新日:2024年06月24日

協定締結式

令和6年6月24日、鹿児島県肝付町(町長:永野 和行)は、学校法人千葉工業大学(理事長:瀬戸熊 修)と「宇宙産業に係る人材育成に関する包括的連携協定」を鹿児島県庁で締結しました。

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プレスリリース

学校法人千葉工業大学×鹿児島県肝付町 宇宙産業に係る人材育成に関する包括的連携協定を締結

~町内での千葉工大ロケット打上げを目指す~

鹿児島県肝付町(町長:永野 和行)は、学校法人千葉工業大学(理事長:瀬戸熊 修)と宇宙関連分野における相互交流を深めるとともに、両者が有する資源や特徴を活かし、宇宙関連産業で活躍できる人材の育成と宇宙関連技術の振興、宇宙関連交流人口増加による地域振興の推進を目的として、「宇宙産業に係る人材育成に関する包括的連携協定」を締結いたします。

肝付町は、2017年1月に鹿児島大学大学院理工学研究科との包括的連携協定を締結し、宇宙分野については、JAXA内之浦宇宙空間観測所におけるロケット打上げを町として長年支援してきた実績なども踏まえ、鹿児島大学や鹿児島県内企業等が取り組む「鹿児島ロケット」の町内打上げ(初号機(2019年9月)から5機打ち上げ)に関して、積極的な支援を実施してきました。

町内にある県立楠隼中高一貫教育校での「シリーズ宇宙学」への支援も含め、宇宙開発に携わる人材育成の拠点も目指すスペースサイエンスタウン構想実現を掲げる町として、これまでのJAXAや鹿児島大学等によるロケット打上げに係る支援の経験・ノウハウを十分に活かし、県外・全国の大学・民間等のロケット打上げ実験を広く誘致し、積極的に支援していく想いのもと、全国の大学も牽引し、学生ロケットの研究・打上げに取り組む千葉工業大学との連携する運びとなりました。

具体的には、大学と町が有する人的・物的・環境的資源を有効に活用し、千葉工業大学が取り組む高度技術者育成プログラム(宇宙輸送版)における同大学人材育成用観測ロケットの製作や町内での打上げを目指すとともに、大学と共同研究・開発を行う民間等の町内での企業活動や、次代を担う大学生による町内における宇宙教育活動なども呼び水となり、地域振興にも繋がり、貢献していくことを期待しています。

60年余前(1960年)、日本の宇宙開発・ロケット開発の父と言われる、東京大学生産技術研究所の糸川英夫博士が肝付町を訪れ、肝付町内之浦にロケット射場が整備され、これまで400機以上の打上げを肝付町は見守ってきました。これまでの鹿児島大学、今般の千葉工業大学との連携を機に、全国他大学のロケット打上げ実験の場として肝付町が選ばれ、活用いただけるよう、民間ロケット打上げも含め、国や県とも連携を密にしながら、必要な環境整備等に取り組んでまいります。

 

chibakoudai_rogo (https://www.it-chiba.ac.jp/)

 

千葉県習志野市津田沼に本部を置く日本の私立大学。1942年創立。日本の私立理工系(単科)大学としては藤原工業大学(後の慶應義塾大学理工学部)に続き、国内で2番目に古い歴史を持ち、現存する私立理工系(単科)大学としては最古の歴史を有する。なお、国公立の理工系(単科)大学を含めても東京工業大学に次ぐ歴史を持つ。
設置科は5学部17学科、大学院5研究科修士課程14専攻・博士後期課程3専攻で、学生数は約1万名。津田沼駅前にある津田沼キャンパスと新習志野キャンパス、東京スカイツリーキャンパスの3つのキャンパスを有する。2023年度には志願者数は14万5128人で、全国第2位。
2009年4月、松井孝典前東京大学新領域創成科学研究科教授を所長に「惑星探査研究センター」を学内に開設。センターではロボットによる宇宙探査を視野に入れ、研究を実施。松井孝典教授は後に千葉工業大学の学長も務め、また政府の宇宙政策委員会委員長代理を長らく務めていた。2025年4月から、現在の工学部機械電子創成工学科を改組し、「宇宙・半導体工学科」を新設。機械工学と電子工学を学び宇宙や半導体産業など最先端分野で活躍できる人材育成を目指す。
自治体との連携協定は、千葉県内市町村とは締結しているが、今回のような千葉県外の自治体との連携協定は初。

 

この記事に関するお問い合わせ先

宇宙のまちづくり推進課
〒893-1207 鹿児島県肝属郡肝付町新富98
電話番号:0994-65-2514
ファックス:0994-65-2521
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